Bob Jackson : Spitfire / ボブジャクソン:スピットファイヤー
70年代後半から80年代にかけてのビンテージパーツ中心に一部現行パーツを使い組んでみました。
使用チューブはメイン三角・Reynolds/レイノルズ631、シート&チェーンステイは531です。
631はクロモリ鋼の一種、531はマンガンモリ鋼です。他にオプションでReynolds725や853も選べます。
このSpitfireとLegendのステーがカーリーバックです。
リアエンド幅は旧規格ハブに合わせて126mm幅でオーダーしました。
肉抜きイタリアンカットラグ
ちなみにイギリスではイタリアンカットラグとは言いません。それで最初のころはBob Jacksonとのやりとりで話が噛み合わず、ちょっと苦労しました。
ヘッドはStronglight A9、15mmのスペーサーをかましています。
ブレーキアウター内臓仕様。
もちろん他の仕様に変更可です。
カンパ・レコード・ブレーキ
78年以降のスプーン状クイックにBREV INTER.刻印のタイプです。ショートリーチアームですが42mm~52mmと現代のブレーキより若干リーチが長めなので、それにあわせてフレームオーダーしています。
カンパ・レコードクランクとFD、FDは通称ナメクジエクボ型(ひどい名称ですね)。
ペダルはCrankbrotherのCandy。クイルペダルにトウクリップ&ストラップがセオリーなのでしょうが、実用を考えあえてビンディングペダルにしています。
(公道でストラップをきつく締めるのは危険ですよ~!)
カンパ・ヌーボレコードRD
PAT80の80年製、ヌーボRDは60年代後半から80年代後半まで製造され、年代により細部が微妙に違います。73年にチタンボルトのスーパーレコードが出てからは少々影が薄くなってしまいましたが、こちらの方が好きという方も多いですね。
当時は3千円台で買えました。カンパにしては安価なパーツだったので、70年代の自転車小僧に手が届いた唯一のカンパ部品。私も当時購入できたカンパはこれだけで、買った日は嬉しくて嬉しくて握ったまま寝ました。

Brooks / ブルックス Swallowサドル
これは最近の物ですが、ブルックスの革質は旧い物のほうが良いですね。昔のブルックスに高値がつくのもうなずけます。最近の物はオイルを塗り過ぎると(特に裏側)革が柔らかくなりすぎるので、オイルは最小限の塗布にとどめたほうが良いようです。
OMAS / オマスのハブとMAVIC MA40リム
OMASは70~80年代のイタリアの小規模メーカーです。
カンパパーツを軽量化するためのアルミ製小物パーツも作っていました。
MA40は90年ころのクリンチャー(当時はWOと呼んでましたね)リムで、重量400g台後半の丈夫なリムです。
3t(ttt)のレコードステムとコンペテツィオーネTDFハンドル。