1981年頃の古いアメリカでの自転車パーツの広告を見つけました。
当時は1ドル200円くらい。給与水準ははっきり覚えていませんが、今の6~7割くらいだった気がします。
サイクルスポーツ オールカタログ80/81によると、当時の日本での価格は
Campagnolo ・スーパーレコード(SR)RD 28,000円
ヌーボレコード(NR) RD 19,500円
と、日本のほうがずっと高かったですね。
ちなみに、サンツアー サイクロンRDは6,100円、シュパーブRDは6,300円が国内価格だったので
日本価格とほぼ同じですね。いかに当時カンパニョーロが高値の花だったか改めて思い出しました。
カンパNR・SRとサイクロンのリアデレーラーは使った使った事があります。
こと変速性能は、日本価格で1/3~1/5のサイクロンの方がカンパよりずっとキレが良かったです。
カンパの良い点は部品点数の少ない作りで、これはレースの現場でのメンテナンス性を考えての事の
ようで、さすが長年本場のレースで鍛えてきたメーカーらしいなと感心します。
ここ数年L’Eroica等、世界的にクラシックな自転車のイベントが人気を増してきました。
ことロードバイクでいえば、以前から欧米には熱狂的ビンテージロードバイクファン
がいたものの、世界的に人気が広まったのは日本が元のような気がします。
幸い、オークション等で新品や程度の良い中古クラシックパーツがまだ入手可能ですし、一部パーツを除き
数年前より価格相場は下がっているので、旧いパーツで1台お考えの方にはよい時期かと思います。
ボブジャクンでは80年代以降のスチールフレームの特徴を忠実に再現したフレームの製作が可能です。